鈴木茉美(演出/脚本家)

劇団アレン座 座付演出/脚本家。

1月30日生まれ 静岡県出身 日本演出者協会員

大学で心理学(主に臨床心理)を専攻していたこともあり、人間心理の深層を追求している脚本を得意とする。最近では社会心理や行動心理、発達心理にも興味を持つ。 俳優とは、役について納得がいくまで話し合う。 教員免許を取得しており、新人俳優には自身で成長できるよう役への考え方・向き合い方を丁寧に教え、また役者自身の知らない自分に気づかせる演出手法を用いている。沖縄のシングルマザーを描いた、映画「遠いところ」の共同脚本を務めた、同作は、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のクリスタルグローブ部門にノミネートされた。2017年脚本/演出を務めたTOU-JYUKAI-DENが、2018年伊藤熹朔賞(舞台美術:小池れい)のファイナリストに選出、2022年佐藤佐吉賞に2作品がノミネート、映像効果にて特別賞(舞台「秘密基地」)を受賞。門真国際映画祭舞台映像部門にて、舞台「いい人間の教科書。」東京・大阪ver、舞台「積チノカベ」の三作品が最終候補に選出される等、軒並み演出作品が注目され始めている演出家である。

來河侑希

劇団アレン座主宰。

1984年3月9日生まれ、福岡県北九州市出身。

厳しい検閲を通過し、5年の月日をかけて完成させた映画「僕の帰る場所」(17/藤元明緒)では、出演・共同プロデューサーを務め企画の立案から参加した。同映画は、東京国際映画祭アジアの未来部門にて、作品賞と国際交流基金アジアセンター特別賞の2冠を達成。その他、5つの賞21カ国33以上の国際映画祭に選出された。制作協力した作品「海辺の彼女たち 英題:Along the Sea」(20/藤元明緒)が新藤兼人賞、日本批評家大賞、大島渚賞など国内外でさまざまな賞を受賞。プロデュース作品、「未曾有」(21/工藤将亮)がエストニア/タリンブラックナイト映画祭Rebels with A Cause部門にノミネート。プロデューサー作品『遠いところ』(22/工藤将亮)もカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のメインコンペティション部門にノミネートされた。